岩屋神社 - 第34番札所・種間寺奥の院

[ 高知県高知市春野町甲殿 ]
第34番札所・種間寺からだと、県道279号線を雪渓寺の方に約2Km程戻って、新川川橋を渡らないでそのまま県道279号を南の甲殿方面に約2km程行った所に、種間寺の「奥の院」 岩屋神社がはあるがです。

石段を上って行くと注連縄(しめなわ)が張られた御神木の槙の木があるがです。
左より「鴦の大槙(おんなおおまき)」、「鴛の大槙(おとこおおまき)」、右端が「童子槙(こども槙)」

岩屋神社 巖頭に屹立する一双の槙(まき)、鴛鴦(おしどり)の大槙と称する。
三百年余の年輪を刻みつつ、この地 甲殿の移ろいを見続けてきた。
眼前の黒潮の流れを見続けてきた。
古人(いにしえびと)は曰く、夫婦相睦まじく連理の枝にならんと請いうれば、神木「鴛槙(おとこまき)」「鴦槙(おんなまき)」に祈念をすべし、と。
岩屋神社に参拝の皆様、心穏やかに手を合わせて祈って下さい。
夫婦相睦まじい一生を送れると思われます。
岩屋神社総代
【 参考・引用 】 説明板より

その先に、奥の院の石碑と岩を背にして拝殿があるがです。

入ると、目の前に「弘法大師のもたれ岩」と書かれた石がある。
弘法大師のもたれ岩
当地にこのような話が伝わっています。
むかしむかし修行中の空海は暫しの間この地に留まり修行をしました。
この岩にもたれ黙思思考し、眼前の黒潮の流れを眺め心を癒し仏教開眼の礎を築いたと言われています。
この祠の下には弘法大師が起居したと言われる洞窟が今でもありますが、現在は防犯上、事故防止上入口は封鎖しております。
【 参考・引用 】 説明書きより

その左奥に、小さな祠があるがです。
お祀りされちょりますのは、岩屋神社の御本尊になる薬師瑠璃光如来ながです。
今は、石の御本尊じゃけんど、昔は弘法大師が一夜で彫ったと言われちょった木造の薬師如来像が安置されちょったそうですが、戦後、混乱しちょった時期に泥棒に盗まれたそうながです。
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